鶯谷中学・高等学校

お知らせ

年度で絞り込む

  • 2026.08.04
  • 中学校

イギリス研修旅行記⑧

本日の午前中は、今回の研修における最後の英語レッスンとなりました。

初めて授業を受けた頃の生徒たちは、慣れない環境や授業の進め方に緊張し、
先生の英語を聞き取るだけでも精いっぱいという様子でした。
しかし、レッスンを重ねるにつれて少しずつ余裕が生まれ、
今では分からないことがあれば自分から先生に質問したり、
イタリアや中国などから参加している生徒たちに声をかけたりする姿が自然に見られるようになりました。

英語を間違えずに話すことばかりを気にするのではなく、
「まずは相手に伝えてみよう」と一歩を踏み出せるようになったことは、大きな成長です。
言葉がすぐに出てこないときにも、知っている単語や身振り手振りを使いながら、
何とか自分の考えを伝えようとしています。

また、相手の話を一生懸命に聞き、意味が分かったときには笑顔で反応する姿からも、
英語が教室で学ぶだけの教科ではなく、
世界の人々とつながるための言葉であることを実感している様子が伝わってきます。

短い研修期間ではありますが、生徒たちは一日一日、新しい環境の中で挑戦を重ねてきました。
昨日までできなかったことが、今日はできるようになる。
その変化を間近で感じられることが、このイギリス研修の大きな特徴であり、魅力の一つだと思います。

午後は、校内で行われるオンサイト・アクティビティに参加しました。
本日の選択肢は、①ペインティング、②ホッケー、③テニスの3種類です。

ペインティングでは、絵を描く活動を通して、それぞれの感性を生かしながら、落ち着いた時間を過ごしました。
一方、ホッケーやテニスを選んだ生徒たちは、広々とした施設の中で元気に体を動かしました。

活動中には、英語で説明を聞き、ほかの国の生徒たちとルールを確認しながら協力する場面も見られました。
スポーツや芸術活動では、言葉が完全に通じなくても、
同じ目的に向かって一緒に取り組むことで、自然と交流が生まれます。
こうした授業以外の時間も、生徒たちにとって大切な国際交流の機会となっています。

夕食後には、研修の大きな行事の一つである「International Night」が開かれました。
これは、参加している生徒たちが、それぞれの国の言葉や食べ物、習慣などを紹介し合う国際交流イベントです。
さまざまな国から集まった仲間の発表を聞き、
それまで知らなかった文化に触れることのできる、研修ならではの特別な夜となりました。

鶯谷の生徒たちも、日本の代表として「日本語のクイズ」と「日本のお菓子」について紹介しました。

何よりうれしかったのは、この発表が先生から指示されたものではなく、
生徒たち自身が手を挙げ、「ぜひ発表したい」と申し出てくれたことです。

毎日、英語のレッスンやアクティビティが続く忙しい日程の中で、
生徒たちは時間を見つけて発表内容を考え、プレゼンテーションの準備を進めてくれました。
自分たちが普段何気なく使っている日本語にも、外国の人から見ると不思議で興味深く感じられる部分があります。
また、日本のお菓子を紹介することで、言葉だけではなく、身近な食文化を通して日本の魅力を伝えることができました。

海外で自分の国の文化について改めて考え、
それを英語でほかの国の人に紹介することは、決して簡単なことではありません。
それでも、自分たちから挑戦することを選び、仲間と協力しながら発表を完成させた姿には、
この研修を通して身につけた自信と積極性が表れていました。

さらに、会の終了後には、鶯谷の生徒たちが率先して会場のゴミを拾い、後片付けをしてくれました。
その姿を見たほかの国のアクティビティリーダーたちは、とても驚き、感心していました。

発表によって日本の文化を伝えるだけでなく、周囲のために自ら行動する姿からも、
日本の生徒たちのよさを示すことができたのではないかと思います。

外国の文化を学ぶだけでなく、
自分たちの国について知り、それを相手に伝えることも、
国際交流の大切な一歩です。
最後の英語レッスンとInternational Nightを通して、
生徒たちのたくましい成長を改めて感じる、実り多い一日となりました。